生活習慣病について
まず、生活習慣病について語る以前に、私自身言いたい事があります。
血圧が高いと指摘され、病院受診をした時に、2回、3回計測しても、やはり、上の血圧が150以上ある人は、内服薬を飲むことを「お勧め」します。
絶対に薬を飲め、と言っているわけでもないし、患者さんに対して医者が命令する権利もありません。
「あなたの、近い将来を見て考えると、血圧を下げる薬を飲んだほうがいいのではないでしょうか?」
と言っているだけなのです。
実際の血圧が高い場合、「内服薬をお勧め」しているだけなのです。
医者が出した薬を飲もうが、捨てようが、それは個人の自由です。
そのかわり、内服薬を飲まずに放置し続けたあとに、何があなたの身に起ころうが、それは、あなた自身が選択した結果なのです。
そもそも、薬を服用するつもりがないなら、なぜ、クリニックの外来にいらっしゃるのでしょう?
どうも、「血圧の薬と睡眠薬は、一度飲み始めたら、一生やめられないものだ」と45年くらい前の「都市伝説」を、なにかにつけ、言いふらす人がいるようですが、その人の言う事を聞いて、かたくなに内服薬を拒み続けて、手遅れの病気になった時に、果たして、そういう強迫観念を人に押し付ける人が、責任をとってくれるのでしょうか?
絶対に責任など取らないと思います。マスコミだってそうです。
逆に、「朝、1回薬を飲むだけで、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、大動脈解離、などの様々なリスクを回避できるのなら、こんなに簡単な健康法はない」と、どうして発想の転換ができないのか?
歳をとって、ゆっくり血圧が下がる人もいます。コレステロールも、血糖値も下がってくる人もいます。逆に血圧を下げ過ぎないように気をつける事もあります。
高血圧、糖尿病、高脂血症はトライアングルを組むことが多いです。いずれかふたつでも、互いに悪循環を産み出します。
これは、出版業界にも責任がありますが、「コレステロールが多い食事を摂るから、血液中のコレステロールが増える」わけではありません。油は「ナントカ油」だろうが、油は油です。
体に良い油などありません。コレステロールは、人間の肝臓で、いくつかの遺伝子と酵素により、合成され作られるものです。
あるいはそのコレステロールを作るもとである油の摂取が悪い事も否定はしませんが、特に、LDL(悪玉)コレステロールが遺伝的に高い家系に生まれた人は、極端な話、野菜と米しか食べていなくても、悪玉コレステロールは増えていきます。
ですから、本当は生活習慣だけの問題ではないのです。
語り始めたらきりがありませんが、「世間の常識」がどれだけ「医学の非常識」であるかを知る事から始めたらいかがでしょうか?
医院概要
石川医院
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